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インタビュー特集 MSPの今を語る

インタビュー特集 「MSPの今を語る」 第一回目


 第三回目は二回に分けてインタビュー特集をお送りします。
そして、今回は実際にMSPサービスを提供している企業に、MSPの今を語ってもらいました。インタビューを快く受けてくださりましたのは、1996年に創業し、インターネット関連のシステム設計/構築、システム・ネットワーク運用、並びにコンテンツ制作事業を行っているインディゴ株式会社マネージメントサービス事業部の斉藤和樹様です。
斉藤様は2001年3月にインディゴ株式会社にてMSP事業部を立ち上げた第一人者です。斉藤様には、今後のMSPの展望とインディゴ株式会社で提供するMSPについて話していただきました。

第一回目第二回目

インディゴ株式会社
 マネージメントサービス事業部
斉藤和樹
Question1.

MSPの利用者動向
MSPと言えば、一昔前までは特定の企業に利用されているようでしたが、
最近の利用者の動向はいかがでしょうか?


  MSPというサービスについては数年前に比べ大分認知されてきました。MSPサービスを利用していただいている企業様の業界は非常に多岐にわたります。業界に特に偏りはありませんが、システム部門を自前でもたれていない企業様や、システム部門を持っていてもオープン系の運用経験がない企業様のご利用が多い傾向にあります。

数年前までは、インターネットを使ったサービスをとにかく立ち上げるという立ち上げ主体の考え方が多かったですが、最近ではしっかりと運用まで見据えているユーザ様が多くなってきました。しかし、依然運用を意識せずに開発し、なし崩し的に運用に突入し大きな障害を経験してようやく運用をみなおすという考えの企業様が依然としてあります。このような企業様には、予算が100あった時に、すべてを初期の開発で使うのではなく、半分の50で初期の開発、残りの50を年間の運用で考えるようにと説明しています。運用にも相応のコストがかかるし必要であるということを理解いただくように努めています。

MSPサービス事業者のサービスの内容は、障害やセキュリティについての社会的な関心が高まってきたこともあって、メニューの多様化よりも質の向上という方向にシフトしてきています。このような流れを受けて、SLA、ITILなどの概念・手法を積極的に取りいれる動きも増えてきました。これらは今まで手さぐりであった運用手法や運用品質の評価の仕方が、ある程度こなれてきて、サービスの利用者との提供者間で共有できる基準が形成されつつあることを示しています。


Question2.

MSPのサービス
利用を想定している企業には、MSPは一体何なのか?または、知っていても何処までをサービスしてくれるのか?分かりづらいと聞く事があります。あらため、実際にMSPを提供しているインディゴの斉藤様よりご説明をいただけますでしょうか?。


  まず始めに、MSPのサービスが成立する背景を整理してみましょう。

システムを運用していく上で必要な役割には表1のようなものがあります。
この表では、インターネットを介してサービスを提供するシステムをデータセンタに置いた機器の上で動かしている場合を考えています。

この担当のうち不定となっている部分については、一般的な共通了解が存在せず、お客様・開発ベンダー等との間に認識のズレがある場合が非常に多くなっています。
また表には含めていませんが、これら関係者をとりまとめて全体を管理するという役割も重要なものとして存在します。

表1の役割を誰が担当するのかを明確にしておかないと運用時、特に障害時に困ることになります。責任の押しつけあいなどが発生し関係者全員を不幸にします。
この担当は当然のことながら、誰でもいいと言うわけではありません。表1のうちシステム運用の業務をもう少し詳細にみると表2のようなものがあります。担当はこれらの業務が行えるスキルを持った人間である必要があります。

これらの担当者を自社内部ですべて賄える場合は、問題はありませんが、そうでない場合は、なんとかしてその役割を担える人を揃える必要があります。専任の人を社員として採用したり、派遣社員を使うなどが考えられますが、これにはそれなりにコストが掛かります。24時間での対応が必要な場合なら、最低でも5名程度採用して輪番制を自前で組んで運営いくコストを負担しなくてはいけません。

また、システムの規模にもよりますが、システムの運用業務量が人を一人一日べったりと張り付けるほどの量がないという場合もあります。この時、他の業務をおこなっている人に兼任させることが多いと思いますが、上記のようなスキル条件を満たす人がいるケースは稀です。かといって、このために採用をおこなったばっかりに、無理やり他の業務を兼務させたり仕事を捻出するなどというのは本末転倒です。また採用をしてしまった場合には、その人をスキルパスをどう設定していくかという問題もでてきます。

MSPサービス事業者は、これらの問題の一部または全体を解決するソリューションをサービスとして提供しています。事業者により、メニューはまちまちですが主に以下のようなサービスがあります。

* 監視
* セキュリティ
* 障害一次対応(手順書に従った復旧作業)
* サーバーオペレーション(手順書に従った作業)
* バックアップ(媒体管理・リカバリ)
* 各種機器・ネットワークの稼働状況情報の取得・提供
* システム構成の見直し(拡張・統合)提案
* 情報管理(構成情報・変更履歴)
* レポーティング

また、全体を管理する役割の代行までおこなう

* マネージメント

というサービスを提供しているところもあります。



       
インディゴ株式会社
マネージメントサービス事業部
斉藤 和樹
インディゴ株式会社で、2001年3月MSP事業部を立ち上げる。
社内のWEB系システムの開発・運用のノウハウを集めて、体制整備、サービス化をおこない、お客様の運用フェーズの問題を総合的にサポートすべく尽力している。現在はMSPのサービスをよりリーズナブルに提供すべく新しい提供の仕組みを企画している。

>>インディゴ株式会社 [http://www.indigo.co.jp/]

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